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ピアノ関係映画集
2008/06/07

本日、某会館?で、【グレン・グールド 27歳の記憶】という、ドキュメント映画?? なるものに行って来ました。私ここ初めて来たのです。「へ〜」と、建物の中をキョロキョロしておりました。
【グレン・グールド】は、天才?奇人?として、超有名人でした。もうお亡くなりになっておりますが・・・(1932〜1982)享年50歳です。
会場の1/3くらいしか、お人は入っていなかったですね。まあ、本当に好きな人じゃないと行かない? 年配の方がほとんどでしょうか? その為、上映が始まったら、シー・・・ン と、しておりました。その分には大変結構で御座いました。
この映画の為ではありませんが、昨夜は21時に寝て、起きたのは4時でしたけどね?
これが、寝不足で行ったら、間違いなしに、寝ていただろう。状態でありました。上映時間は58分でしたが、後30分続いたら・・・間違いなく寝てただろう!
面白かったのは、
アメリカでは絶大な人気があるのに、出身地のカナダでは、ほとんど【無名】状態という事を言ってました。スタインウェン社の人が、「どうしてアメリカに来ないのか(移住しないのか)?名声を受けたピアニストはアメリカに来るぞ(それがステイタスかのように・・・)」とグールドに言ってました。でも、彼は 静かな環境でいたい  みたいな事を言ってました(すみません、はっきり覚えてない・・・
後、スタインウェン社の地下にある 録音用のピアノを選ぶシーンが面白かったです。5.6台以上だったかな? その中から、選ぶんですよね。「これは駄目だ」「これはいい」とか・・・。HIDAKAには「???」みな一緒に聞こえるんですけどね?
後、
タクシー運転手との会話。「何してるの?」「ピアニストです」「ジャズ?」と。全くグールドの事を知らない・・・と。まあ、興味ない人には、その人が【誰】かなんて、解らないと思いますものね。


この後、図書館で、
グールドの代表作 【ゴールドベルク変奏曲】を図書館で聴きました。この前、違う人が弾いた(最近の若手ピアニスト?)の同じ曲を聴いて、・・・すみませんが、眠くなりました・・・(基本に忠実だったのでしょう?) が、グールドのは、「面白かったです!」 最近色々と、クラシック曲を聴いているのですが、「眠い・・・・」状態なのですが、このグールドのは、眠くなりませんでした。 これが発売された当時は、世間から、避難轟々だったそうです。「これは、非バッハ」と。でも、空前の大ヒットとなりました。私も今日初めて聴いて 「これ、ジャズ・・・みたい・・・」と思ったのが一番ですね。全然クラシックぽくないです。聴いてて、楽しくなってきました。 CDの解説書にも 「非バッハ。ジャズ」と。 でも、だからこそ、アメリカでは、人気になったのでは? ジャズって、アメリカ発祥ですからね?
少々?雑音があります。
その雑音は最初、「ノイズかな・・・?」 いえね、これ1957年にレコードで録音したものですから・・・。それをCDにしたのです。
が、
これは、グールドの鼻歌でした。 心霊雑音? が含まれますので・・・
技術者泣かせの、グールドでした。
でも、この映画では、そういう彼が、「本当に楽しそうにピアノを聴くので」見ている私は、すごく嬉しかったんですけど・・・

グレン・グールドは、バッハが大好きみたいで、バッハの時代は、ピアノはまだなく、ピアノの前進の、チェンバルが主流でした。その為とは思いませんが、カナダにあるグールドのピアノは(多分スタインウェンと思うのですが)チェンバロのような音がしました。それに、ちょっと吃驚もしましたけどね。
2011/12/07
本日、○年ぶりに映画館に映画を見に行きました。今日は水曜日でレディースディという事で、1000円でした。
【グレン・グールド  天才ピアニストの愛と孤独】
というドキュメンタリー映画です。

公式サイトはこちら

絶対にテレビではしない映画
(するんだったら、BSか有料放送だろうね?)

この映画を行ったという方のブログを見て検索。
近畿では12月からロードショーというか、1週間くらいの短期上映です。
まあ、マイナー映画??かな??
知っている方には超有名人。知らない人には「誰それ?」的でしょうけど。

で、そんなに客は来ないだろう・・・(失礼な奴)と思っていたのですが、な、なんと、満席!!まあ、小さな映画館ですからね。画面が「小さい」と思った。超大作をする映画館ではないか?
上映1時間前に行ったのに、「もう端か前の席しか御座いません」との事。12時からの上映で次は16時だったので、「端でいいです」で。
で、そこらへんをぶらぶらして戻ってきたら、あ〜〜ら!!すごい人!!
で、結構、年配の方が多かったです。

上映開始、隣の人が、グレン・グールドが演奏するシーンになると、頭を揺らして見ていました。ファンの方なんでしょうね。まあ、ファンじゃないと来ないか?
って、私は「ファンなのか??」なのですが・・・。
ドキュメンタリー映画なので、
・・・・・・・・正直、睡眠不足では完璧に寝ます!!  
っていう映画でした。
前行った「グレン・グールド 27歳の記憶」
の映画で使った画像もちらほら。
愛と孤独 とのサブタイトルで、グレン・グールドが愛した女性達が出てきますが、そういう感じの映画には思えませんでした。って、それは私だけかな?
グレン・グールドの人生のドキュメンタリー的な感じでした。
私はあまりというか全然グールドの事を知らないので、
「人間嫌い?」
と思っていたのですが、
ただ付き合いが下手・・・なだけの人だったというお話で、
結婚を考えていてた女性も居たという事。

ピアノの椅子を持ち歩いて演奏など、
何故かというと、低い姿勢で演奏するため、ピアノの脚を切っていたのです。
演奏開場のピアノの椅子の脚を切って、係員に怒られ買取させられた・・・というエピソードもありました。
私はあまりというか、全くと言っていい程、ピアノの演奏会には行った事はありません。
ので、何とも言えませんが、技術はすごい!!なんかね指がすごい滑らかなの。 と本当に楽しそうに演奏する姿は、見ててこちらも嬉しくなってきます。
テクニックがすごいピアニストはわんさかいます。が、なんか違うんですよね??
って偉そう??ピアノのピの字も解らんもんが・・・
ソ連(今のロシア)での演奏会。無名に等しいグールドの演奏会が開催。前半は人はまばら・・・が、演奏を聴きに来た人が皆電話を掛け「凄いピアニストが居る!聞きに来い!」と。後半は超満員!!
その後の公演は1100人以上の立ち見が、追加公演も!!との、偉大な功績を成し遂げます。
数あるピアニストは居ますが、今グールドが生きてたら、聴きに行きたかったな〜〜・・・って寝ないかな?? ってもしコンサートするのだったら1万円以上はするだろうな・・・。


レナード・バーンスタイン=カリスマ指揮者
が、グールドと協奏をするのですが、異例中の異例、コンサート前に
「彼と私の(曲)の解釈が違います」
と。(これは前読んだ本にも載っていたが)
いやいやながら?バーンスタインは協奏をしたみたいに思っていたが、嫌だったらそもそも協奏なんてしないよね?
でも、これを切っ掛けじゃないけど、一因みたいになり、グールドは演奏会から去る事になります。
新聞のコメントが酷評。
「かれはゆっくりとしか弾けない」
という、私からしたら「はあ〜〜〜???」な御馬鹿な記事を載っけておりました。
あの・・・グールドを知っていたらこんな風には書けないぞ??彼のテクニックはどの音楽家でも絶賛しているのに!!(まあ、新聞記者とはこういうものだ?)

グレン・グールドの映画はこれで2回目ですが、結構他でも映画になっている?
現代(もう亡くなっておられますが)のピアニストでこういう映画になった人っていますか?
ベートーヴェンとか、ショパンとかは映画になっておりますが、こういうドキュメンタリー映画を作ってもらったピアニストっています?
なんか、それって凄いですよね。
日本でも教育テレビでグールドの特集を5回に渡り放送してました。(録画しております)
それほどの影響力と魅力を持ったピアニストだと思います。
なんせ、今宇宙を漂っているボイジャーのレコードに収録されいるのです。もし、宇宙に地球人と同じような知性を持った宇宙人が居て、それを発見して聴いたら・・・。
一度だけですが、図書館で聞いた バッハの『ゴルトベルク変奏曲』はクラシックが苦手な人でも聴けます。私がそうでしたから。ジャズっぽいですが。 ただ、正当なクラシックファンには?
(ただ、ノイズがすごい・・・というか、グールドは弾きながら歌うのでそのノイズです。録音家泣かせのピアニスト??)

チッカリングというピアノを気に入って弾いていたとの上映中に言ってました。アメリカではもっとも古いピアノメーカーです。
HIDAKAはピアノが好きなので、
スタインウェイのピアノの文字がえらくでかくておかしかった。

パンフレットが、な、なんと600円!!
で、しかも、小さい!!と薄い!! 今のパンフレットってちゃちくなったのね?
パンフレットなんて○○年ぶりに買ったから・・・
物価が上がったんだと・・・時の流れを実感しました・・・
2012/02/12
ピアノマニア
公式サイトはこちら

映画館に行かない私が行った、映画です。

世界の名だたるピアニストたちから絶大なる信頼を寄せられる現代最高峰の職人が過ごした “もっとも長い1年” の記録 (映画紹介より)

偶然に見たテレビで、このピアノマニアを紹介していて
「見たい!!」
と熱望!!
ですが、こっち(近畿)では、なんと、私の家(京都)から最寄の劇場は、な、なんと! 大阪の心斎橋まで行かないと駄目で、しかも、上映が2月〜と。この映画情報を聞いたのが1月半ば。
もう、ずうっと待ってました!!
2時間かけて行きました!!

思っていたのとは、少し違いましたが、行って良かったです。

こういう映画は、ピアノ関係者が多いみたいで、上映前、私の後ろの女性同士の話し声が聞こえ、どうやら、その方々もピアノをやってらっしゃる方みたいでした。

最初は、ランラン(のだめカンタービレでのだめのピアノの吹き替えをした方で、北京オリンピックの開会式で白のピアノを弾いた方です)
ランラン痩せた??
が、2台のピアノを弾き比べ。 素人には、全く違いが解らない音を「こっちの音は篭っている(だったかな?)」を言うランラン。

そして、ウィーン・コンツェルトハウスでの、ピエール=ロラン・エマールによる録音風景。
(偶然にも私の趣味小説でこのコンツェルトハウスが出てきて、内部を見れて私は『ラッキー!』と思ってしまいました)
流石、外国の音楽の都のウィーン。ピアノが数台ありました!(日本でもそうなのかな??)ですが、なんかコンツェルトハウスがその中の1台のスタインウェイのピアノを売るとの事で、調律師(主役)のシュテファンがとても残念がってました。いい音を出すピアノだったそうなのに、どうしてなんだろう?
スタインウェイの本社に赴き、ピエールの好みにあったピアノを一杯あるピアノから選びます!! 素人にはどれも同じ音に聞こえますが、スタインウェイのスタッフとシュテファンがピアノ選びに、ああだこうだ、と。
で、選びに選んで買ったピアノに合うハンマーのサイズが小さい!!ピアノにセッティング出来ない。焦るシュテファン 「こんな事、はじめてだ。最悪だ(だったかな?)」
で、なんとか換わりのハンマーが手元に届きます。急いでセッティングします。
ピアニストのピエールはピアノの音に徹底的にこだわります。
CD録音するのですが、シュテファンが「どういった音がいいですか?広がる音?それとも、蜜な音?」と聞くと、ピエールが「両方欲しい」 ここで会場笑います。このシーンは予告でもあります。 
CD録音は数曲するので、「もう、その曲ごとにピアノ替えたらいいのに」と素人の私はそう思った。 会場の皆さんの中にも同じ事思った人いるのでは?

まあ、このピエールさんの要望がすごいすごい! 調律したその度に、この方が「いい音だね。質問があるのだが」で、より一層いい音をシュテファンに求めます! 会場は笑い。
もうね、ピアノを録画する会場と録音を確認するスタッフ部屋の階数が違うので、調律師のシュテファンは行ったりきたり! 「もう!横の部屋で(待機)出来ないのかな?」と階段を上り下りするシュテファンが哀れというか・・・(翌日足が筋肉痛だったのでは??)

無事録音終了で、終わり。
もう、本当にシュテファンさん、お疲れ様で御座います・・・
という、
ドキュメンタリー映画です。






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